「築19年になるんですが、そろそろ外壁が心配で…」
先日、新居浜市のM様からこのようなご相談をいただき、現場調査に伺いました。長年大切に住まれてきたご自宅をしっかり守るため、外壁や付帯部を丁寧に点検いたしました。
その結果、外壁カビ・コーキング割れ・樋のチョーキング・水切りの剝がれといった劣化症状が確認されましたので、ご紹介いたします。
外壁にカビの発生

外壁表面に黒っぽい汚れが見られます。これはカビや藻によるものです。
外壁の一部に黒っぽいカビが広がっていました。カビや藻は美観を損なうだけでなく、塗膜を劣化させる原因にもなります。
補修の際は・・・高圧洗浄でカビや汚れをしっかり落とし、下地を清潔にした上で防カビ効果のある下塗り材を使用することが重要です。その後、耐久性の高い塗料で仕上げることで、再発を防ぎつつ建物を長期間保護できます。
コーキングの割れ
コーキングのひび割れ
サイディングの目地や窓まわりでは、コーキングのひび割れが確認されました。防水機能が低下すると雨水が侵入し、建物内部を傷める原因になります。
補修の際は・・・劣化したコーキングを完全に撤去し、プライマーで下地処理を行ってから新しいコーキングを充填する「打ち替え工法」を行います。
下地処理を省くと密着性が低下し、短期間で再び割れる恐れがあるため、正しい手順が大切です。
樋(とい)のチョーキング
指に白い粉が付着した様子
樋の表面を指でなぞると白い粉が付着しました。これは塗膜が紫外線や雨風で分解されることで起こる「チョーキング現象」です。
補修の際は・・・まず表面の粉を入念に洗浄・研磨して除去し、下地を整えます。
その後、金属や樹脂に適した下塗りを行い、耐候性のある塗料で仕上げることで、再び劣化するスピードを抑えることが可能です。
水切りの剝がれ
外壁の境目で水切りが剝がれている箇所
水切りの一部に剝がれが見られました。水切りは外壁と基礎の間で雨水の侵入を防ぐ重要な部材ですが、剝がれがあるとその機能が十分に発揮できません。
補修の際は・・・劣化した部分をしっかり除去・清掃し、下地処理を丁寧に行ったうえで塗装や補修を施すことが大切です。
下地を整えずに仕上げてしまうと再び浮きや剝がれが発生する可能性があるため、確実な施工が必要となります。
新居浜市M様邸の現場調査では、築19年ということもあり、外壁や付帯部に複数の劣化症状が確認されました。今回のように、外壁カビ・コーキングの割れ・樋のチョーキング・水切りの剝がれといった症状は、適切な対処を行うことで建物を長く守ることができます。
劣化の状況と必要な対処方法についてはご説明を差し上げましたので、今後はさらにお住まいの状態に合わせて、最適な塗料の種類や工事方法をご提案してまいります。建物に合ったメンテナンスを行うことで、長期的に美観と耐久性を維持することが可能です。
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